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※診断や治療を定めるものではなく、一般向けの情報整理です。必要に応じて医師や専門家にご相談ください。
はじめに
日常の会話の中で、「え、そういう意味だったの?」と戸惑ったことはありませんか?
それは、心の理論(Theory of Mind) が関わる場面かもしれません。
心の理論とは?
心の理論とは、「自分とは違う他人の考えや気持ちを想像する力」 のことです。
- 相手が本気か冗談かを判断する
- 相手が何を知っていて、何を知らないかを区別する
- 表情や文脈から相手の意図を推測する
こうした力があると、人間関係がスムーズに進みます。
私の日常での例
勘違いをした
ある日、上司が床屋に行ったという話をしていました。
すると別の人が冗談で、「髪が少ないから安かったでしょ」
と言ったのです。
私は真に受けてしまい、「え、髪が少ないと割引があるんですか??」と反応しました。
その瞬間に「冗談だよ!」と突っ込まれて、周りに笑われてしまいました。
(※もちろん、見た目をいじるような冗談は本来避けるべきです。)
この出来事はまさに、心の理論がうまく働かなかった例だと思います。
私は相手の意図(冗談)ではなく、言葉そのものを現実として受け取ってしまったのです。
気持ちを読み違えた
相手が「自分は発達障害かもしれない」と打ち明けてくれた場面でした。
私は過去の様子を確かめるつもりで「学生のとき、居眠りしていましたか?」と聞き、相手が「していました」と答えると、「やっぱり、いつも眠たそうに仕事をしていますからね」と言ってしまいました。
すると相手は少し強い口調で「眠そうで悪かったですね」と返し、私は皮肉に気づかず「いいえ、お気になさらず」と答えてしまいました。
失礼な言い方をしてしまい、相手の皮肉にも気づけませんでした。結果として、会話がかみ合いませんでした。
どんなことがあてはまる?
似たような経験はありませんか?
- 相手が冗談で言ったのに、真面目に返してしまった
- 「そんなつもりじゃなかった」と言われて戸惑った
- 自分が知っている情報を、相手も当然知っていると思い込んでしまった
これらは、心の理論に関わる日常的な出来事です。
まとめ
心の理論(ToM)は、「相手の心を想像する力」。
冗談を真に受けてしまう、相手の意図を読み違えるといった体験は、まさに心の理論を理解するきっかけになります。
日常の出来事に照らし合わせると、専門用語も「なるほど、こういうことか」と分かりやすくなるのではないでしょうか。
