ASD当事者の「ながら学習」でインプット最適化

ASD

※本記事は広告(PR)リンクを含みます。また、診断や治療を定めるものではなく、一般向けの情報整理です。必要に応じて医師や専門家にご相談ください。


この記事でわかること

  • 私が「ながら学習」で助かったポイント
  • ゲームと組み合わせたときの感触
  • 使ったサービスの印象(Audible、audiobook.jp、Kindle読み上げ)

はじめに

ASDの困りごとを少しでも減らすために続けてきた「ながら学習」の体験を紹介します。


ながら学習とは?

家事や移動、単純作業などの「手は動くけれど頭は余裕がある時間」に、音声で学びを入れていくやり方です。

私の場合、コミュニケーションの対策や考え方の整理を知識として先に入れておくと、実場面での負担が少し軽くなりました。

知っている話題が増えると、会話そのものよりも「話題選び」が楽になった実感もあります。


私が続いた理由

  • 単純作業と相性がよかった
    洗い物や洗濯、移動など、手順が決まっている作業だと音声がスッと入ってきました。
  • 疲れて続かないことが少なかった
    活字を読む気力がない日でも、音声なら軽く聞けることが多く、ゼロの日を作りにくかったです。
  • ゲームの「繰り返し作業」と相性がいい
    周回や素材集めなどの単純操作と音声の相性がよく、遊びの時間がそのまま学習時間になりました。

使ったサービスの印象

  • オーディオブック (PR)Audible(PR)audiobook.jp
    定番のラインナップで、コミュニケーション関連や思考の整理の本をよく聴きました。速度調整ができるので、体調や集中力に合わせやすかったです。
  • 電子書籍の読み上げ (PR)Kindle
    やり方はここでは触れませんが、テキスト中心の本でも音声化できるのが便利でした。紙の本で積読になりがちなジャンルを、音声で消化できたのが大きかったです。

ゲーム×ながら学習の相性

  • うまくいった例
    ストーリーを追わない周回・日課・作業系コンテンツの時。作業の手は勝手に動き、耳は内容に集中できました。
  • うまくいかなかった例
    ストーリーが大事な場面や、対人戦など瞬時の判断が必要な場面。音声が頭に入らず、どちらも中途半端になりました。

ジャンルの相性

  • よかった
    コミュニケーションの考え方、仕事の段取り、雑談のタネになる一般教養系。知っているだけで会話が始めやすくなりました。
  • いまいち
    図や表が重要な専門書。音声だけだとイメージがつかみにくい場面がありました。

まとめ

  • 単純作業や移動時間と音声の学びは相性がよく、ゼロの日を減らせる
  • ゲームの周回など「手だけ動く時間」は学習に乗せやすい
  • ストーリー重視や判断が要る場面では音声学習は不向き
  • コミュニケーション系や一般教養は会話の取っかかりになりやすい

上記のように、私は「耳からの入力」を生活の隙間に置くことで、無理なく続けられました。

合わない日があるのも自然なので、無理に毎日完璧を目指さないのがちょうどよかったです。


おわりに

ASDの私にとって、ながら学習は「気力が残っていない日」でも学びを止めにくい方法でした。

ご自身の生活サイクルで、手が空いて耳が空く時間があるかを一度振り返ってみると、続けやすい形が見つかると思います。


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