発達障害当事者の暮らしメモ|発達性協調運動障害(DCD)について

DCD

※本記事は当事者が個人的にまとめた解説です。また、個人的な体験や感想であり、診断・治療を定めるものではありません。必要に応じて医師や専門家にご相談ください。

はじめに

私は運動が得意ではありません。ボールを投げても10mがやっと、泳げない、何もないところでつまずく、壁に体をぶつける、ものをよく落とす――そんな日常があります。

私の「不器用さ」の具体例(個人差あり)

  • 指示通りに体を動かそうとしてもタイミングが合わず、動作がぎこちなくなることがあります。
  • 階段の一段で足を引っかけたり、床の境目でつまずいたりすることがあります。
  • ものを持っていると、ほかに意識が向いた際に手の力が抜け、落としてしまうことがあります。

それってDCDかも?DCDの基本

DCD(発達性協調運動障害)は、知的能力とは別に、計画した動きを適切な順序とタイミングで実行する力が弱く、日常生活に支障が出る状態を指すとされます。

見たものや聞いた指示を動きに変換する過程で誤差が生じやすく、「分かっているのに体が追いつかない」感覚が続くことがあります。

自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)と併存する場合もありますが、組み合わせや程度は人それぞれです。

大人では、苦手さを避けているなど独自の工夫ができ、困りごとが周囲から見えにくい可能性があると考えています。

私の日常で現れる困りごと

  • 洗いものや調理でものを落としやすい、液体をこぼしやすい。
  • 混雑した道で、人とぶつからないための距離感の把握が難しいことがある。
  • エレベーターの開閉タイミングが合わず、ぶつけてしまうことがある。

まとめ

DCD=発達性協調運動障害で、知的能力とは独立したものです。

DCDの困りごとは「理解はできているのに、動作に落とし込む段階で誤差が出やすい」点に集約されるように感じます。

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