「当事者の体験」こだわり・常同行動実行機能・不注意・衝動性

独り言が出るのはなぜ?反応が先に出る感覚|ASD当事者の気づき

「当事者の体験」
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はじめに:私に起きること

私は、ときどき独り言が出てしまうことがあります。

意図して話しているわけではなく、気づいたら口から言葉が出ていた、という感じです。

振り返ってみると、決まって「想起したイメージ」が強すぎる瞬間に起きている気がしています。

結果的に、理解する前に反応が出てしまっているように感じます。

どんなときに独り言が出やすいか

私の場合、2つのパターンがあると感じています。

パターン1:思い出したことを理解する前に、部分だけが出る

何かを思い出したとき、その内容を理解する前に、断片的な言葉や動作が先に出てしまうことがあります。

「あ、今思い出した」と自覚する前に、口が動いている感じです。

パターン2:目の前の状況がトリガーになるとき

目の前の状況が過去の記憶を呼び起こすことがあります。

そのとき、「今ここ」と「過去」で頭がいっぱいになり、独り言が出ることがあります。

今の状況を処理する余裕がなくなって、過去の体験と合わさって出てしまう感じです。

「想起したイメージが強すぎる」という感覚

独り言が出るとき、頭の中で思い出したイメージが強すぎると、処理することがうまくできないようで、結果的にイメージの処理途中で反応している感覚があります。

「理解する」前に、断片的な反応だけが先に出てしまう感じです。

理解より先に反応が出る感じ

目の前の状況から何かを連想したとき、やはり全体を理解する前に反応が出てしまっている感覚があります。

理解が追いつく前に、反応だけが先行している感覚です。

後から「あ、今独り言が出た」と気づくことが多いです。

気づいたパターン

独り言が出やすいタイミングを振り返ってみると、いくつかのパターンがあることに気づきました。

1. 何かに集中していたあと、切り替えるとき

作業や考え事に集中していて、それを終えて次の行動に移るとき、独り言が出やすい気がします。

切り替えの瞬間に、過去の記憶が浮かびやすいのかもしれません。

2. 似たような状況に遭遇したとき

過去に経験した状況と似た場面に出くわすと、その時の記憶が強く立ち上がることがあります。

たとえば、同じような時間帯、同じような場所、同じような雰囲気のときなどです。

3. 疲れているときや余裕がないとき

疲れていたり、やることが多くて余裕がないときは、独り言が出やすくなる気がします。

処理する余裕が少ないと、反応が先に出やすいのかもしれません。

今の対処

独り言が出ること自体を「悪いこと」とは思っていませんが、場面によっては気になることもあるので、いくつか工夫しています。

1. 出たときに「今出た」と気づく

独り言が出たときに、「あ、今出た」と気づくだけでも、少し落ち着く感じがします。

無理に止めようとするより、「出たな」と受け止める方が、次の行動に移りやすい気がしています。

2. 疲れや余裕のなさに気づく

独り言が増えてきたら、「疲れているのかもしれない」「余裕がないのかもしれない」というサインとして受け止めるようにしています。

休憩を取ったり、やることを減らしたりすることで、少し落ち着くことがあります。

3. 人と話すときは環境を整える

人と話すときや、集中したいときは、できるだけ静かな場所を選ぶようにしています。

刺激が少ない方が、処理する負担が減る気がしています。

まとめ

私は、ときどき独り言が出てしまうことがあります。

振り返ってみると、想起したイメージが強すぎて、理解する前に反応が出ているように感じています。

思い出したことを処理しきれずに、断片的な言葉や動作が先に出てしまう感覚です。

目の前の状況がトリガーになるときは、「今ここ」と「過去」で頭がいっぱいになり、独り言が出やすくなります。

独り言が出ること自体を「なくす」ことは目指していませんが、「出たときに気づく」「疲れのサインとして受け止める」ことで、少し楽になった気がしています。