この記事でわかること
- 鍵・財布・パスケースなどの定位置を作る基本ルール
- 外出前の探し物でバタバタしないための収納の考え方
- 定位置を作っても続かなかった人への実践的なアドバイス
- カバンの中や外出先でなくさないための仕組みづくり
この記事の結論は、
外出前の探し物を減らすには、「必ず目に入る「定位置」を1つくる」ことが重要です。最初から全部を整理する必要はなく、「決めた場所に戻せる回数を少しずつ増やす」方が効果があります、といった考え方です。
はじめに
外出前に「あれ、鍵どこだっけ?」と探し回ることが多く、準備時間が遅くなることに困っていました。
玄関に専用の置き場所を作って、帰宅後すぐにそこへ置く習慣をつけたら、朝の準備時間が安定しました。
この記事では、定位置を作って続けるための考え方と工夫を整理します。
※当事者視点の体験です。必要に応じて医師や専門家にご相談ください。
定位置づくりの基本ルール
1. 動線上に置き場所を作る
帰宅してから部屋に入るまでの間、自然に通る場所が最適です。
私の場合は玄関の棚の上でした。
リビングまで持っていくと、そのままテーブルに置きっぱなしになりがちです。
「理想の収納場所」より「確実に通る場所」を優先すると続けやすくなります。
2. 決めたもの以外は置かない
「鍵と財布だけ」「パスケースと定期入れだけ」など、最初にルールを決めます。
郵便物やレシートを一緒に置き始めると、結局ごちゃごちゃになって探しにくくなります。
「ここには○○だけ」という制限があるほど、視覚的に見つけやすい状態が保てます。
3. 置けない場所なら吊るす
玄関が狭くて置き場所がない場合は、フックで吊るすのもアリです。
特に鍵は、フックに掛けるだけなので楽ですし、目線の高さにあると忘れにくいです。
壁に穴を開けられない賃貸でも、粘着式やマグネット式のフックが使えます。
玄関まわりの定位置づくり
賃貸でも使える収納の選択肢
壁に穴を開けられない賃貸でも、いろいろな方法があります。
粘着式のフック
壁やドアに貼るタイプで、取り外しても跡が残りにくいものがあります。
耐荷重を確認して、鍵束程度なら問題なく使えます。
マグネット式のフック
玄関ドアが鉄製なら、内側にマグネットフックをつけられます。
位置を変えるのも簡単で、複数個並べて家族で分けることもできます。
トレーや小物入れ
玄関に棚がある場合は、浅めのトレーを置くだけでも定位置になります。
深い容器だと底が見えにくくなるので、浅めを選ぶのがポイントです。
鍵をまとめて管理する工夫
鍵が何本もあって探すのが大変な人は、「キーオーガナイザー」という選択肢があります。
複数の鍵を1つにまとめるツールで、ポケットの中でもジャラジャラ音がしません。
コンパクトになるので、カバンやポケットでも場所を取りにくくなります。
ただし、形が特殊な鍵やカードキーは取り付けられないこともあります。
カバンの中の定位置づくり
ポーチやケースで仕切る
カバンの中でも定位置を作ると、外出先で慌てません。
カード類
パスケースや小さめの財布にまとめると、改札でもたつきません。
鍵
内ポケットに入れる、カラビナでカバンに固定するなど、定位置を決めます。
小物類
ティッシュ・薬・充電ケーブルなどはポーチにまとめて、カバンの同じ場所に入れます。
バッグインバッグという選択肢
カバンを変えるたびに忘れ物をする人は、バッグインバッグが便利です。
必要なものを全部入れておいて、そのままカバンを入れ替えるだけになります。
自立するタイプだと、中身が取り出しやすく、探す時間が減ります。
ポケットが複数あるものを選ぶと、カバンの中でさらに分類できます。
外出先でなくさないための工夫
落とし物トラッカーという選択肢
定位置を作っても、外出先でなくすことはあります。
そんなときの保険として、落とし物トラッカーという選択肢があります。
iPhoneユーザー向け
Apple製のトラッカーは、「探す」機能との連携が強く、広範囲で追跡できます。
近くにいれば音を鳴らして探せますし、離れた場所でもネットワーク経由で位置がわかります。
Android・複数デバイス向け
Google対応のタグや、メーカー独自のアプリで管理するタイプがあります。
iOSとAndroid両対応のものもあり、家族で異なるスマホを使っている場合に便利です。
使い方のポイント
鍵・財布・カバンなど、なくしたら困るものに1個ずつつけると安心です。
電池交換式のものと、使い切りタイプがあるので、ランニングコストも考慮します。
位置情報の精度や通信範囲は製品によって異なるので、自分の使い方に合ったものを選びます。
続けるためのポイント
最初は1つだけ決める
いきなり全部を整理しようとすると疲れます。
まずは「鍵だけ」から始めて、1週間続いたら財布も追加、という感じで少しずつ増やしていくのがコツです。
定位置が習慣になるまで、新しいルールを増やさない方が続けやすいです。
家族がいる場合の工夫
一緒に住んでいる人がいる場合は、それぞれの置き場所を分けると混ざりません。
フックを人数分用意したり、トレーを色分けしたりなどがおすすめです。
お互いのものがわかりやすくなって、「これ誰の?」というやり取りも減ります。
ただし、家族にも「ここには○○だけ」というルールを共有する必要があります。
完璧を目指さない
毎回きちんと置けなくても大丈夫、10回中8回でOKです。
成功率を上げるコツは、目線の動線上に置くこと。
気づくことで、戻す動作が自然に起きます。
「失敗した日」より「成功した日」に注目すると、続けるモチベーションが保てます。
定位置づくりの効果
探す時間が減る
定位置があると、「ここを見れば必ずある」という安心感が生まれます。
朝の5分、10分の短縮でも、積み重なれば大きな違いです。
出かける前の焦りやストレスも減ります。
忘れ物が減る
「いつもの場所にない」=「持っていない」という判断がすぐにできます。
逆に、定位置にあれば持っていないことがすぐわかるので、取りに戻れます。
外出先での「あれ、持ってきたっけ?」という不安も減ります。
認知負荷が下がる
「どこに置いたか思い出す」という作業がなくなります。
その分、他のことに注意を向けられるようになります。
特に、朝の準備のような複数のタスクが重なる場面で効果を感じます。
まとめ
- 玄関に小物の専用置き場を作って、帰宅後すぐそこへ
- 置き場所には決めたもの以外置かないのがポイント
- 賃貸でも使える粘着フックやマグネットフックを活用
- カバンの中もポーチやバッグインバッグで仕切る
- 外出先での紛失対策にはトラッカーという選択肢もある
- 最初は1つだけ、完璧を目指さず続けることが大事
定位置があると、探し物の時間とストレスが確実に減ります。
まずは鍵1つから、試してみてはいかがでしょうか。
参考になる民間・情報サイト
- 「日本自閉症協会」→「https://www.autism.or.jp/」
- 全国の家族会・当事者団体の情報、支援制度、イベント情報などがあります。
- 「発達障害ナビポータル」→「https://www.navi.go.jp/」
- 厚生労働省が監修する発達障害の総合情報サイトです。医療・福祉・教育など、信頼性の高い基礎情報が掲載されています。
- 「LITALICOライフ・発達ナビ」→「https://h-navi.jp/」
- 発達に関する体験談・コラム・支援機関の情報がある民間ポータルサイトです。
※当サイトはこれらの運営団体とは直接の関係はありません。また、必要に応じて医師や専門家にご相談ください。

