自閉スペクトラム症(ASD)と診断されて|日常で感じること

ASD

※本記事は個人的な体験や感想であり、診断・治療を定めるものではありません。必要に応じて医師や専門家にご相談ください。

はじめに

私は自閉スペクトラム症(ASD)と診断されています。

診断を受けるまでの私は、自分の感じ方や考え方が「みんなと少し違う」ことに気づいていましたが、それを言葉にするのが難しく、ずっとモヤモヤしていました。

日々の生活の中で、ちょっとした出来事が強いストレスになったり、言葉がうまく伝わらなかったり、逆に相手の言葉を勘違いしてしまったりしていました。

診断される以前やその後も含め、私が普段どんなことを感じ、どんな工夫をして暮らしているのかを紹介します。

日常で感じること

雑談がうまくいかない

職場などで「ちょっとした雑談」をすることがありますが、私はここが苦手です。

相手が冗談を言っているのか本気なのかを判断するのに時間がかかります。

反応が遅れてしまい、相手が笑っているのに私はまだ考えている…そんな場面がよくあります。

感覚の違いがある

外出すると、一般的な明るさでもまぶしく感じたり、人の話し声や雑音、予測のつかない動きなどが一度に入ってきて、疲れてしまいます。

また、幼少期には服のタグがチクチクして不快に感じ、タグを切った記憶が今でもあります。

さらに、寒くなったことに気づきにくく、季節に合った服装を間違えてしまうことがあります。

予定変更がつらい

急な予定変更が入ると、次に何をすべきか一時的に分からなくなり、不安やパニックに近い状態になりやすいです。

個人差はありますが、私の場合は、普段から行っていることの範囲内での変更(時間の前後や店の候補の入れ替えなど)はまだ負担が少なめです。

一方で、初めての手順や初めての場所が絡む変更は見通しが立てにくく、脳がフル回転しても判断が追いつかない感覚になります。


おわりに

ASDの私は、日常で「ちょっと違う感じ方」をします。

でも、自分に合うやり方を選び、環境を少しずつ整えることで、暮らしは確実に楽になりました。

このブログが、誰かの最初の一歩になれば嬉しいです。

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